「がんばる」って死語?

がんばるって死語?

皆さま、最近「がんばってね!」と言われた事ありますか?

「がんばろう」「がんばって」「がんばります」・・・って、聞かないし、言わないなあと、ふと思いました。

小2の娘に、学校で「がんばりましょう」とか言われる?と聞いたら、少し考えて「言われたことない」と。
「えいえいおー 本気出せ!」なら言うそうです。(娘のクラスの掛け声です)。

振り返るとここ数年、私は意識的に「がんばって」という言葉を使わないようにしてきた気がします。
「がんばって~」と言いたくなる時、適切ではないと思ったら「お大事に~」とか「気をつけてね~」とか「どんま~い」と言い換えてきました。
(いずれも、保育園でママ友と立ち話をした別れ際・・・というシチュエーションです)。

「どんまい」こそ死語な気もしますが、便利な言葉です。
Don’t mind.で、ドンマイですよね?
「気にしないで!」という意味だと思いますが、「がんばって」的なニュアンスもありませんか?
「どんまーい」は、仕事や子育てその他諸々に、てんてこまいmy mindな人たちにかける言葉として最適な気がします。

私が「がんばれ」を使わなくなった理由は、なんだっけな?
単純に、苦手な言葉だからかな。

私はもう頑張りたくない。
「がんばってね」と言われても、嫌な気持ちにはならないし、むしろ嬉しい。
私を気にかけてくれている言葉だとわかるから、言われるのは全然良いのです。

ただ、私はもう頑張れないので、自分ができない「がんばる」を人に対して言えないというだけです。

でも、学校では「がんばれ」「がんばる」「がんばります」って、ずっと言われてきました。
「がんばったで賞」とかもあったな。
学校って、生徒をがんばらせる場所かと思っていた。

今の学校では、あえて「がんばれ」を使わないようにしているのかな?
もしかしたら、死語ではなく禁句になっているのかも。

私も、いつからか自主規制で「がんばってね」を禁句にしてきた気がします。
「がんばってね」が、人を追い詰める言葉になってしまうと聞いたことがあるし、会社で「あの人には頑張れって言っちゃだめです」というお触れが出たこともあったような。

もちろん、子どもが目の前で逆上がりの練習を頑張っている時などは「がんばれ!」と声をかけるから、本当の意味で使う「がんばれ!」はもちろんアリです。
中国語の「加油(ジャーヨー)」的な?
「がんばれ!」が相手の力になる時は、なんぼでも言います。

先週、朝ドラ『ブギウギ』で、主人公の母が「根性なんか無い方がええ。ワテみたいに苦労してまうわ」と言っていて、めっちゃ令和~と思いました。
(舞台は昭和です)。

根性 根性 ド根性~は、いざ昔?

根性無くても生きていける時代が来たと思いたいです。
たのむ、令和~。

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