『silent』第5話「無意識に名前出ちゃうぐらい好き」
紬と湊斗が別れる回。そして…
第5話 あらすじ
ネタバレも含みます。
夜、フットサル場で後片付けをする青羽紬(川口春奈)と戸川湊斗(鈴鹿央士)。「別れたくない」と言う紬に、湊斗の意志は固い。
翌日、「青羽と何か話したの?」と佐倉想(目黒蓮)は湊斗にLINEで尋ねる。「別れたよ。心配しないで」と返信する湊斗。
想は、古賀先生(山崎樹範)に、自分のせいで紬と湊斗が別れることが納得がいかないと相談する。古賀先生は、この8年のことや紬と湊斗の関係性は、想にわかるわけがないと諭す。
紬は、湊斗の部屋に自分の荷物を取りに行く。自分は湊斗のことが好きだと伝えるが、相手にされない。
手話教室で、落ち込む紬に、いつも無意識に湊斗の名前を出していたことを春尾正輝(風間俊介)に指摘される。
紬の親友・横井真子(藤間爽子)は、湊斗を呼び出し、紬が湊斗と付き合っていた3年間、とても幸せそうで嬉しかったと話す。
想は紬に「会って話がしたい」とLINEをするが、返事が無い。職場へ行き「顔見て話したいから会いに来た」と言うが、紬に「今 佐倉くんの顔見て話すのつらい」と拒否されてしまう。そして、「明日あのカフェで待ってる。話せるようだったら来て」とLINEをする。
帰宅後、料理をしているとことに湊斗から電話が入る。忘れ物のヘアピンをどうするかと尋ねられ、100均のだから捨てて良いと答える紬。そして、「この3年間ずっと一番好きだった人だよ」と、湊斗と付き合っていた期間のことを話し、お互いに涙する。
電話を切ってから寝てしまう湊斗。紬と初めて朝を迎えた日の回想シーンに変わる。
翌日、紬は想が待つカフェに現れる。想はノートを出して、自分の気持ちを伝える。「青羽が俺のこと見てくれるなら ちゃんと言葉にしたい」に対して、「わかった。私もそうする」と紬は答える。
第5話のコトバ
正直 ずっと不安だった。
「別れたい」と言う湊斗と、「別れたくない」と言う紬。
この3年ずっと考えてた。
「いま 紬が想と再会したら」ってずっと考えてたし紬も考えてたと思うし。
正直 ずっと不安だった。
~中略~
俺がもう無理。俺が無理。
このまま紬と一緒にいたら無理になる。
優しくできなくなる。
紬にも想にも。
嫌われたくない。
紬にも想にも。
誰のせいでもないことが一番やっかいなの。
「誰のせいでもないことが一番やっかいなの。 そういうもんなの」
想の母・律子(篠原涼子)のコトバ。
これは、深いね。。
楽しいのに、片思い。 まあ、青羽にはわからないか。
自分のこと好きな人好きになるとさ、片思いできないよね。
もったいないよね。
楽しいのに 片思い。
まあ青羽にはわからないか。
湊斗のコトバ。
「いま、片思いしてる」と返す紬だが、湊斗は、ふ~んという感じ。
モテる人を好きになると、苦労が多いね。。
普通に声で話せるんですけどね、湊斗とは。
手話教室で、春尾先生から
「湊斗くん、 まるで青羽さんは自分のことそんなに好きじゃないみたいな そんな言い方するから。
無意識に名前出ちゃうくらいほんとに好きなんですね」と言われた紬。
本当に湊斗のことが好きだったのに、湊斗に伝わっていなかったことを知り、
「普通に声で話せるんですけどね 湊斗とは。伝わらないもんですね」とため息をつく。
絶望している紬に寄り添ってくれる風間ぽん。。やさしい。
青羽が俺のこと見てくれるなら、 ちゃんと言葉にしたい。
意を決したように、紬と向き合う想の言葉。
2人が分かれたの俺のせいだと思って
再会しなければよかったと思った
ごめん
でも、青羽が手話で話してくれることも
湊斗たちとまたサッカーできたことも
うれしかった
青羽と湊斗には悪いけど
やっぱり再会できてよかったと思う
8年分の思ってたこと 今 伝えたいこと
これからは全部言葉にしようと思ってる
青羽が俺のこと見てくれるなら ちゃんと言葉にしたい
このノートのシーン、大好き!
想の、1歩踏み出す勇気を感じたね~
第5話 メモ
高校時代、湊斗は紬の手紙を捨てていた?
高校時代、想から借りたCDの歌詞カードに紬が書いたメモが挟まっていたらしい。
「佐倉くんとは音楽の趣味が合うから嬉しい」
すっごい紬の声で再生された。
捨てた。
俺 実はそういうところある。
人が人に書いた手紙 勝手に。
ごめん
湊斗は、高校時代からずっと紬が好きなんだね
紬は、湊斗と付き合っている間、ぽわぽわしていた。
真子のプレゼン、よかったですね。
戸川くんといたこの3年の紬、穏やかだった。
キラキラっていうよりは、ぽわぽわしてて落ち着いてて幸せそうだった。
独り言みたいにぽろっという ああこれ湊に食べさせたいなとか
無意識に戸川君が自分の基準になってる感じ。
女の子をキラキラさせる男ってすげえなって思ってたんだけど、
でもぽわぽわさせるのもね。
なかなかの才能だと思うけどね。
わたしからしたら この3年の紬 幸せそうで嬉しかったけどね。
戸川君 やればできるじゃんって。
「なんであいつ自信ないの?」と言っていた真子ちゃん。
湊斗に自信を持ってほしかったのかな。
想は、ポニーテールが好き。
紬と湊斗が電話で話し、お互いに、付き合っていた3年間がとても幸せだったと噛みしめる。
「じゃあ最後にいい情報」として湊斗が紬に教えてくれたこと。
高校時代の紬はポニーテールだったね。
感想:いよいよ始まる!想が動き出したぞ!
チャンスはものにしますね。さすがサッカー選手・想。
いやあ、紬が強い…。強すぎる。
湊斗と初めて迎えた朝、「いつから私のこと好きなの?」と尋ねる眼差しが…強い。
そして、最後にカフェで想と対峙する紬の眼差しも…強い。
40代だからまあまあ素直に見れるけど、若かったら紬のこと嫌いになってるかも。
最強すぎるー
それにしても、ラストで想と向き合う紬の美しいこと…。
本当に想といる時の紬はキラキラしてる。
これはすごいですね。
ああ、湊斗もいい奴なのになあ。お金持ってそうだし。(すみません)
ちゃんと両想いだしもったいない~~なんて思っていたけど、最後、これはやっぱり無理だと思いましたね。
紬には想、想には紬しかありえない。
「このまま紬といたら俺がだめになる」という湊斗は、やはり賢い。
第5話は、紬と湊斗がいかにお互いを好きだったかということが美しく描写されて、泣けました。
想と再会しなければ、同棲する予定だったんだもんね。でも、ずっと不安だったという湊斗。
電話からの回想シーンは本当にせつなくて、うますぎる。
100均のヘアピン。
ただの忘れ物として登場したのに、実は、
湊斗にとっては、初めて迎えた朝に紬が付けていたアイテムだと判明。
(高校時代から好きだった紬と結ばれた喜びを象徴するアイテムだったのかも)。
紬にとっては、”好きな人”である湊斗に「かわいいね」と言われて、捨てられなかったアイテムだと判明。
そして、最後に、湊斗の手によってゴミ箱に葬られるヘアピン…。
「誰のせいでもないことが一番やっかい」とは、ほんとにそうです~お母さん。