第4話
その「普通」が間違ってるだろ。
第4話 あらすじ
ざっくりとしたあらすじです。
ネタバレも含みます。
あっくん(鈴木仁)の強引な仲裁によって、「青木(道枝駿佑)が井田(目黒蓮)のことを好きだというのは誤解」ということになってしまった。青木は自分が井田のことを本当に好きだということに気づき、落ち込む。そして、井田への想いを消そうとする。
あっくんは、橋下さん(福本莉子)と話す中で、青木が本当に井田のことが好きだったのだと知り、自己嫌悪に陥る。
第4話のコトバ
消すべきなんだ、井田への想いは。
井田を好きな気持ちは「誤解」ということにしてしまった青木。
自分の気持ちをごまかしてきた自分が悪いと落ち込む青木の言葉。
もう決めた。
消すべきなんだ、井田への想いは。
そうすればもう傷つくこともないから。
恋なんてもうこりごりだ。
青木、すっかり失恋モード…
友達だから言えなかったんだよ。
青木が本当に井田を好きだったと知って、青木に対してひどいことを言ったと落ち込むあっくん。
あっくんをフォローする橋下さんの言葉。
大事だから…友達だから言えなかったんだよ。きっと。
青木とあっくんの友情の物語でもあるのね。
じゃあ、その”普通”が間違ってるだろ。
「つーか、あっくんの反応が”普通”だと思うし。普通にやべえって思うでしょ。俺が井田ことそう思ってたら」と話す青木に対するあっくんの言葉。
じゃあ、その”普通”が間違ってるだろ。
(中略)
別に、お前が誰を好きだろうが、青木は青木だろ。
あっくん、名言。。
心強い友達!
“好き”ってなんだ?
青木に告白されてから、井田はずっと青木のことを考えてしまう。
告白された人のことが好きなのか?とバレー部の仲間に問われた井田の言葉。
“好き”ってなんだ?
いまだに俺にはよくわからない。
だから知りたいと思ったんだ。
「好き」ってなんだ?は、『消えた初恋 』のテーマの一つだね。
第4話 メモ
あっくんの対応が素晴らしい。
これまで「青木が井田を好き」とは考えもしなかったあっくん。
自分の気持ちを言えない青木のことを「言い出しにくいこともあるかもしれないけど、相手の反応を気にして言えないのは言い訳」「ごまかしたのが悪い」「自業自得」と容赦なく断罪してきましたが、そんな自分を猛省し、「青木が本当のことを言えなくした犯人は俺だ」と青木に謝ります。
そして、あっくんの反応が「普通」だと言う青木に対して、「その”普通”が間違ってる」「誰を好きでも青木は青木」と言うのです。
あっくんも、激ヤバいい奴だよ。
感動~~!
感想:「青木は青木」と認めてくれる存在の有難さ!
青木が井田への気持ちを確信したことで、親友・あっくんとの関係がどうなるのか?!という第4話でしたが、あっくん、素晴らしかったです。
『消えた初恋』の高校生たちに教えられている40代の私…。
価値観がアップデートされています。若くない人こそ見てほしい!!
「普通はこうだ」「普通はこうすべき」って思いがちですが、「その”普通”が間違ってるだろ」とあっくんに言われるとは。
ほんとにそうです。
青木に思いを寄せられる井田からは「”好き”ってなんだ?」という言葉が出てきました。
「その”普通”が間違ってるだろ」と「”好き”ってなんだ?」という2大テーマが示された第4話とも言えるかも。
戸惑う井田の様子がまた、かわいいです。