朝ドラ『舞い上がれ!』で、主人公・舞ちゃんが、恋人・目黒蓮と別れてしまいました。
来週からめめが出ない朝ドラになるかと思うと、もう離脱しそうです。
めめが朝ドラに出ると知ったのは昨年の夏頃。
あれから半年、楽しかったな~。(遠い目)
そんな今日の『あさイチ』プレミアムトークのゲストは高橋克典さん。
これでめめがゲストだったら退場確定ですが、違ったので一縷の望みを繋いでおります。
めめ、いや柏木!かむばーっく!!
私と図書館
さて本題ですが、皆さまは、図書館って利用されますか?
私は、ごく最近、図書館を利用するようになりました。
本屋さんも好きですが、そこにあるのは売り物。商品。
でも、図書館の本は、すべて俺の物。(いや、みんなのもの)。
なんという贅沢!!これ全部、自由に読んでいいの?
私が図書館という存在に気づいたのは、実家を出て一人暮らしを始めた頃でした。
惜しみなく本を買えた実家暮らしとは違い、ちょっと節約モードかつ、本を置いておくスペースも無いという理由から、図書館で借りることを思いつきました。
しかし、当時の私は、まあまあな冷えとりガールで、本を読むのは湯舟の中。
半身浴のお供でした。
さすがに図書館の本は湯舟に持ち込めないので、結局、あまり利用せず。
そうこうしているうちに、結婚して子どもが生まれ、
自治体から「絵本を一冊あげますから、赤ちゃんを連れて図書館に来てください」というお知らせが。
『ブックスタート』という事業で、なんだかよくわかんないけど行ってみました。
ボランティアと思しき方が、読み聞かせや手遊び歌などを教えて下さる有難いイベントで、
『じゃあじゃあびりびり』という絵本を頂いて帰宅。
これからせっせと絵本を読み聞かせて情操教育を施すのだ。
自己肯定感を育み、賢い子どもに育てるのだ~なんて夢を見た頃が懐かしい。。
あれから7年。
買ったり、売ったり、電子書籍にしたり、寄付したりと、色々とコントロールしながら本とお付き合いしておりますが、娘が長じて、シリーズものの本を読みたいと言うようになりました。
文学作品などではなく、少女漫画のようなライトな小説?
本人曰く、恋バナらしいです。
あっという間に読んでしまう上に、2度と読み返さないであろうシリーズものを揃えるのはコスパが悪い。
ということで、図書館で借りることにしました。
この時初めて、図書館の予約システムでシリーズをまとめて予約することを覚えました。
借りる順番も指定でき、受け取り場所は駅ビルの窓口に。
駅ビルの地下には、最もよく利用するスーパーがあるので、本の受け取り&返却&買い物をセットにできるのです。
便利!
次第に、私が読みたい本も予約するようになりました。
気の合う図書館、発見?
昨年、私の好きな『名建築で昼食を』というドラマの続編が放送されました。
原案となった甲斐みのりさんの本を読んでみたくて図書館のサイトで検索してみました。
著書多数。
しかも、街歩き系から建築系、スイーツ系とジャンルも多岐に渡る。
片っ端から読みたいけど量が多いので、各図書館から駅前の窓口に届けてもらうのも忍びない。
借りて読んで返す私も大変。
どこかでまとめて読みたい!と思い、ついに図書館へ出向くことにしました。
本は、区内の図書館に点在しているのですが、1か所、甲斐みのり本が充実している図書館を発見したのです。
ここへ行くのが最善策!
そして、その図書館で10冊以上も甲斐みのり本をゲット。
ジャンルが多岐にわたるので、5つのコーナーをうろうろしました。
この図書館、どういうわけか私好みの本がたくさんある。
そりゃ甲斐みのり本が充実しているはずだというセレクション。
最寄りの図書館より小さいのに、少数精鋭の”精鋭”の好みが合うとはこれいかに?
『耳をすませば』はアウト?
それにしても、図書館ってすごいシステムですね。
本はすべてナンバリングされてバーコードがついていて、然るべき場所にちゃんと保管されている。
しかも全てビニールコーティング。
一つ一つに、人の手、多くの労力を感じます。有難い…。
娘が通う小学校の図書室の本も、すべてバーコードで管理されています。
ビニールコーティングにバーコード‥と、図書館の本と見た目が同じなので、間違って図書館に返しそうになりました。
私が小・中学生の頃には考えられません。
当時は本の表紙の裏に小さいポケットが付いていて、カードが入っており、これまでその本を借りた人の名前が書いてある。
歴代の借りた人が丸わかりのシステム。
「かなちゃん!この本、〇〇先輩が借りてるで!」
「や~ん、ほんまや!ありがと~」
これを現代では、個人情報漏洩と呼ぶらしい・・・。
現代っ子には信じられないシステムらしく、映画『耳をすませば』はテレビで放送すべきでないという意見もあるとか。
宮崎駿監督の映画『耳をすませば』は、中学校の図書室の本から始まる恋物語です。
いつも私よりも先に本を読んでいる「天沢聖司」とはどんな人?という”中学校の図書室あるある”が詰まったストーリー。
しかしながら、現代っ子にとっては、個人情報漏洩、プライバシーの侵害、ストーカー行為と認識され、金曜ロードショーで放送されるたびにドン引きされているそうです。
そんなん言わんといて~。
図書室の本って、そういうもんやねんから~。
我が自治体の図書館の話に戻ります。
図書館の数も多いし、施設もきれいだし、本の種類も豊富な気がします。
ネットで予約すれば、区内の図書館から指定した窓口に集められ、返すのも最寄りの窓口でOK。
自治体のサービスとしては、最上級の利便性を誇っています。
イケてる、吉祥寺図書館
図書館の充実と言えば、お隣の武蔵野市。
武蔵野市は3か所しか図書館がありませんが、そのうちの2つは武蔵野プレイスと吉祥寺図書館。
武蔵野プレイスは、都内でも有数のオシャレ図書館で、利用するだけで文化人になった気がします。
吉祥寺図書館は、ヨドバシカメラの裏という好立地に佇むオシャレ図書館。
数年前までは、薄暗くて古い図書館でしたが、オシャレに生まれ変わって1階の雑誌コーナーからイケてる。
『CUT』最新号が置いてあって、レイアウトも若者向けな感じ。
そして、本を借りる時は、所定の場所に重ねて置くと一発で全て読み取ってくれる装置があります。
ユニクロのセルフレジか!?
近隣自治体の住民も利用カードを作ることができ、子どもにはかわいくて実用的な図書バッグまでくださいます。
武蔵野市に1円も税金を払っていない我が家にまで!
さすが武蔵野市。
あざーす!
silentと図書館
図書館は楽しいですが、人が多いにもかかわらず静かなので少し緊張します。
先月まで放送されていたドラマ『silent』を思い出しました。(また、めめ登場)
耳が聞こえない想と奈々がよく会っていた場所が図書館でした。
おしゃべりを注意されている子どもを見て、私たちはしゃべっていても怒られないと手話で会話する姿がほほえましく、最後に、別れ話のような和解するような会話をしていたのも図書館。
図書館のカウンターには、筆談用のメモパッドや簡易的な補聴器が置かれています。
今まではなんとも思わなかったけど、想と奈々の姿を思い浮かべてしまいました。
図書館の静けさに緊張する私は、耳が聞こえない人にとっての図書館に思いを巡らせ、音の無い世界を想像します。
現在、『舞い上がれ!』でメインの脚本を書いている桑原亮子さんという方は重度の難聴で、ほとんど耳が聞こえないそうです。
図書館を出て、向かい側のベンチに腰を掛けてお茶を飲みながら、そのことを思い出しました。